岐阜県の公共工事の入札に参加するには、「岐阜県建設工事入札参加資格者名簿」に登載されている必要があります。この名簿に記載される「客観点数」は、一年中同じではなく、決算月に応じて入れ替わります。入れ替えの時期と、自社の等級を確認する手順を整理します。
総合点数のしくみ
岐阜県の入札参加資格では、経営事項審査の総合評定値(客観点数)と、県独自の主観点数を合算した「総合点数」で、等級が決まります。
- 客観点数:経営事項審査の総合評定値(P)です。全国共通の基準で審査されます。
- 主観点数:発注者ごとに評価する項目です。岐阜県では、ワーク・ライフ・バランス推進企業の登録や、建設人材育成企業の登録などが評価されます。
客観点数が入れ替わる時期
岐阜県の案内では、客観点数は、決算年月日(経営事項審査の審査基準日)に応じて、四半期ごと(4月・7月・10月・1月)に、最新のものに入れ替えるとされています。
| 決算年月日 | 客観点数の入れ替え |
|---|---|
| 6月〜8月の事業者 | 4月 |
| 9月〜11月の事業者 | 7月 |
| 12月〜2月の事業者 | 10月 |
| 3月〜5月の事業者 | 1月 |
岐阜県建設工事入札参加資格者名簿も、四半期ごと(1月・4月・7月・10月)に更新されます。
一般競争入札に参加するときの注意
一般競争入札の参加資格要件となる客観点数(総合点数)は、入札参加申請期限日において、入札参加資格者名簿に記載されている客観点数です。経営事項審査を受けて、新しい結果が出ていても、名簿に反映される前は、前の点数で判断されます。
入札の公告には、工事ごとに、「土木工事業・総合点数が930点以上」のように、参加できる業者の条件が書かれています。
自社の等級を確認する手順
- 決算月を確認する。 自社の決算月から、客観点数が入れ替わる月を確認します。
- 経営事項審査の結果通知書を見る。 総合評定値(P)を確認します。
- 主観点数を確認する。 登録や認定の状況、障がい者雇用などが、点数に反映されているかを確認します。
- 名簿で確認する。 岐阜県のホームページの「入札参加資格者名簿」で、自社の総合点数と等級を確認します。
- 入札公告の条件と比べる。 参加したい工事の公告で、必要な総合点数と、等級を確認します。
入れ替えに間に合わせるために
名簿の客観点数を新しくするには、その前に、経営事項審査の結果通知を受けておく必要があります。決算後は、事業年度終了届を出し、経営状況分析と経営事項審査の申請を、早めに進めましょう。有効期間(審査基準日から1年7か月)が切れないようにすることも大切です。
まとめ
- 岐阜県の客観点数は、決算月に応じて、四半期ごと(4・7・10・1月)に入れ替わります。
- 入札参加の可否は、申請期限日に名簿に載っている点数で決まります。
- 決算後は、事業年度終了届と経営事項審査を、早めに進めましょう。
当事務所では、事業年度終了届や経営事項審査の申請をサポートしています。お気軽にご相談ください。
※本記事は令和8年10月16日時点の情報です。最新の取扱いは、岐阜県の案内でご確認ください。
参考:岐阜県「入札参加資格に関する案内(客観点数の入れ替え)」、岐阜県「建設工事等入札参加資格者名簿」、岐阜県「経営事項審査申請の手引」(令和8年7月)


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