建設業許可や経営事項審査(経審)は、国土交通省の電子申請システム(JCIP)で申請できます。岐阜県では、收入証紙の販売が終了し、窓口での申請はキャッシュレス決済または現金になりました。電子申請のしくみと、利用に必要なGビズIDの準備を整理します。
目次
JCIPで電子申請できる手続き
岐阜県の「建設業許可申請の手引」では、次の手続きが、電子申請の対象とされています。
- 許可申請(新規、許可換え新規、般・特新規、業種追加、更新)
- 変更届
- 廃業届
- 事業年度終了届(決算変更届)
- 経営事項審査申請(岐阜県の建設業許可Q&Aによる)
一方、事業承継や相続の認可申請は、窓口申請のみです。紙での申請も、引き続きできます。
電子申請のメリット
- 会社や自宅のパソコンから、インターネットで申請でき、窓口への訪問や郵送が不要になります。
- 一部の技術者資格の情報は、データ連携によって、添付が不要になります。
- 前回の申請データや、外部のアプリで作ったデータを、取り込めます。
- システムのエラーチェックと自動計算で、作成の誤りを減らせます。
GビズIDの準備
JCIPの利用には、デジタル庁の認証サービス「GビズID」が必要です。
| アカウント | 内容 |
|---|---|
| gBizIDプライム | 申請者(法人代表者や個人事業主)が取得する。取得が必須 |
| gBizIDメンバー | プライムが作成し、従業員などに割り当てて、申請の作業をさせることができる |
| gBizIDエントリー | JCIPにはログインできない |
GビズIDの取得には、日数がかかることがあります。更新や決算変更届の期限が近づく前に、余裕をもって準備しましょう。
手数料の支払い
- 岐阜県の収入証紙は、令和7年12月に販売が終了しました。
- 電子申請では、ネットバンキングの口座から支払います。事前に、利用できる金融機関のネットバンキングの契約が、必要になる場合があります。
- 手数料が発生する許可申請は、郵送での申請はできません。窓口で申請するか、電子申請を利用します。
電子申請での注意点
- システムの確認項目で、ファイルの添付が必須になっていても、岐阜県では確認資料の提出を求めていないものがあります。その場合は、「ダミーデータ」を添付して申請します。
- 確認資料を添付する項目がわからない場合は、「その他添付ファイル」の項目に、アップロードしても問題ありません。
- 第三者証明が必要な書類(常勤役員等の証明書、実務経験証明書など)は、システムで様式を作れません。県のホームページから様式をダウンロードして、証明してもらった書類をアップロードします。
- 電子申請でも、申請の内容や要件は、窓口申請と同じです。
準備の手順
- GビズIDプライムを取得する。 申請者(法人代表者や個人事業主)の、アカウントを作ります。
- 必要に応じてメンバーを作る。 従業員が申請の作業をする場合に、作成します。
- ネットバンキングを確認する。 手数料を支払う口座と、利用の契約を確認します。
- 書類をデータにする。 確認資料を、PDFなどのファイルにしておきます。
- 操作の解説動画を見る。 国土交通省が、申請者向けの【基本編】【操作編】、行政書士など向けの【代理申請編】の動画を、YouTubeで公開しています。
- 最初は、期限に余裕のある手続きで試す。 決算変更届など、手数料が発生しない届出から始める方法もあります。
操作でわからない点は、ヘルプデスク(0570-033-730、平日9時〜17時)に相談できます。
まとめ
- 許可申請、変更届、廃業届、決算変更届、経審は、JCIPで電子申請できます。
- 利用にはGビズIDプライムの取得が必須です。早めに準備しましょう。
- 手数料は、電子申請ではネットバンキングの口座から支払います。
当事務所では、建設業許可や経審の申請をサポートしています。電子申請についても、お気軽にご相談ください。
※本記事は令和8年10月16日時点の情報です。最新の取扱いは、岐阜県の案内でご確認ください。
参考:岐阜県「建設業許可申請の手引」(令和8年)、岐阜県「岐阜県知事許可に係る建設業許可Q&A」(令和6年12月)


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