【岐阜県で経営事項審査を受ける方へ】審査当日の「提示書類」とその注意点をわかりやすく解説!

岐阜県で公共工事の入札に参加するためには、建設業者が「経営事項審査(経審)」を受ける必要があります。
その経審において、申請時に提出する書類とは別に「提示書類」も当日持参する必要があることをご存じですか?

この記事では、岐阜県の建設業者向けに、経営事項審査の当日に提示すべき書類と注意点を、わかりやすく解説します。


■ 提示書類とは?提出書類との違い

「提出書類」は申請書類一式として事前に準備して出すものですが、「提示書類」は審査当日にその場で確認される資料で、基本的には原本の持参が求められます。

岐阜県では、申請者が申告した内容が事実かどうかをその場でチェックするために、各種証明書や届出の控えなどを提示する必要があります。


■ 岐阜県の経審で当日に提示が必要な書類(一部抜粋)

以下は、特に注意したい主な提示書類です:


1. 建設業許可申請書・変更届の控え

岐阜県の土木事務所で受理されたもの(受付印があるもの)を持参。
※業種を一部廃業している場合は、廃業届の控えも必要。


2. 当初の許可通知書

建設業許可を初めて取得したときの通知書。過去の経審で提示済みの場合は不要。


3. 法人番号の通知書(法人の場合)

国税庁の法人番号公表サイトで確認した画面を印刷したものでも可。


4. 技術職員や経理職員の常勤性の確認書類

以下のいずれかを準備:

  • 健康保険・厚生年金の標準報酬決定通知書
  • 雇用証明書(様式あり)
  • 賃金台帳(源泉徴収票は不可)

高齢者(75歳以上)を雇用している場合は、後期高齢者医療被保険者証などの特例書類も必要になる場合があります。


5. 技術者資格証・監理技術者証

技術職員名簿に記載した者について、該当資格証の写しを持参。原本の携帯が義務付けられている資格については、写しだけでOK。


6. 前回経審の通知書

前事業年度を基準に経審を受けていた場合は、前回の「結果通知書」の提示が必要です。


7. 健康保険・厚生年金・雇用保険の納付証明

社会保険等の加入状況の確認のため、納付済証明書や領収書の提示が求められます。


8. 工事契約書・注文書など

対象年度の工事経歴書に記載した工事のうち、金額が大きい上位3件について契約書や注文書の原本を提示します。
元請・下請いずれでも対象。JV(共同企業体)の場合は、協定書なども必要です。


9. 技術職員名簿に関する証明資料

  • 実務経験証明書
  • CPDの履歴証明書
  • 技能評価通知書(レベル判定あり)など

10. その他の制度導入証明

・退職金制度や企業年金、ISO、エコアクションなどの証明書類は該当がある場合に提示。


■ 岐阜県で経審の提示書類を準備する際の注意点

  • **基本は原本持参。**コピーだけでは受理されない場合があります。
  • **記載内容と提示書類が一致しているか要確認。**事前にチェックリストで確認を。
  • **技術職員の雇用証明や資格証は最新の情報かどうか要注意。**有効期限も確認しておきましょう。
  • **審査当日は、内容を把握している担当者が出席。**修正対応の指示がその場であるためです。

■ 岐阜県での経審申請は、専門家のサポートもおすすめ

提出書類も多く、提示書類の準備もある経営事項審査。
岐阜県では年に一度の受審が基本なので、漏れやミスを防ぐためにも、行政書士など建設業に強い専門家に依頼するのも一つの方法です。


📌 まとめ:提示書類の準備が経審成功のカギ!

岐阜県での経営事項審査をスムーズに進めるためには、当日の「提示書類」の準備がとても重要です。
書類が揃っていないと審査が中断・再提出になる可能性もあります。

しっかり準備を整えて、公共工事の受注へ一歩近づきましょう!

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